リンゴンベリー/コケモモ(苔桃)の基本情報
リンゴンベリー/コケモモ(苔桃)は、北欧や北米の森林に自生するツツジ科の常緑低木です。
アイヌ語が語源の「フレップ」(赤い実という意味)とも呼ばれています。
樹高は10~30cmほどで、地面を這うように成長します。
6~7月頃に、枝先にピンク色を帯びた白色の釣り鐘状の花を咲かせ、秋に赤い果実を実らせます。
果実は食用でき、酸味があるため砂糖と一緒に加工されることが多いです。
原産地の北欧では、ジャムやお菓子などによく使われます。
また、肉料理と相性が良く、北欧料理ではソースや付け合わせとして、伝統的に利用されています。
果実には、ビタミン類やミネラル類などの栄養成分が含まれていることから
近年注目されています。
リンゴンベリー/コケモモ(苔桃)とクランベリー/ツルコケモモ(蔓苔桃)は混同されますが、
同じツツジ科スノキ属の別種です。
リンゴンベリー/コケモモ(苔桃)の花(撮影:7月7日)
リンゴンベリー/コケモモ(苔桃)の果実(撮影:9月12日)