紬絞り(ツムギシボリ)は、葉の表面全体に霜降り状の斑が入るヤツデです。
※斑の入り方には個体差があります。
ヤツデ(八手)の基本情報
別名:テングノウチワ
ヤツデ(八手/八つ手)は、ウコギ科ヤツデ属の常緑低木で日本固有種です。
古来より縁起の良い植物として、また魔除け効果があるとされ、親しまれています。
葉は20cm以上にもなり掌状で、7つまたは9つに深く切れ込みます。濃い緑色で葉の表面には光沢があります。
花は11~12月に黄白色の小花を球状につけ、花の少ない冬にひときわ目立ちます。
その後、果実になり翌年5月には黒く熟します。
ヤツデの葉には、ヤツデサポニンという有毒成分が含まれ、昔は殺虫剤として利用されていました。
ヤツデの葉を乾燥させたものは生薬名で八角金盤(ハッカクキンバン)と呼ばれます。