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チョロギの基本情報

チョロギ（草石蚕/丁呂木）は、中国原産のシソ科の多年草です。
江戸時代に渡来したと言われていて、「千代呂木」「長老喜」「長老木」「長老貴」などたくさんの漢字で表されます。

茎は高さ60ｃｍほどになり、葉は鋸歯があり対生します。
6月～8月頃に淡紅紫色の可憐な花を咲かせます。地上部はシソ科のハーブに似ています。
10月～11月頃に根に2～3ｃｍの巻貝のような形の塊茎ができ、これを食用とします。

チョロギは縁起物として、お正月のおせち料理として梅酢漬けにしたものが広く知られていますが、
天ぷらや素揚げ、バター炒めにしてもホクホクとした食感で美味です。
フランス料理にも使われ、スープやサラダに利用されます。

強健で害虫もつかず、追肥も不要で育てやすい植物です。

【環境】
日向～半日陰で水はけが良く、肥えた土を好みます。

【植え付け】
4～5月頃が適期です。植えつけてから1週間程度は、根が乾燥しないように細目に水やりをしてください。
●地植えの場合
堆肥や元肥を混ぜ込んだ土に、20ｃｍ間隔で植え付けます。

●プランターの場合
深型の大きめのプランターに、野菜用の培養土などを用いて20cm間隔で植え付けます。

【水やり・肥料】
やや湿り気のある土を好むので、乾燥させないように気をつけてください。特に夏場には注意してください。
追肥の必要はありません。

【収穫】
10月下旬～12月頃、地上部が枯れてきたら収穫時期です。
土の中を掘り起こして、地下茎にできた塊茎収穫します。
収穫の際に根や塊茎が土中に残っていると、翌年はそこから発芽します。

地植えやプランターなどで栽培可能です。
収穫したチョロギは梅酢漬けのほか揚げ物、炒め物、煮物、スープやサラダなど
様々な調理方法で楽しめます。
また、花も可愛らしく楽しむことができます。