和名：アメリカザイフリボク
ジューンベリーは、北米原産の落葉中高木です。
4月に白い花が咲き、6月に赤い実を付けることからジューンベリーと名付けられました。
果実は、サクランボに似た味で大変美味しいです。

新芽には白い羽毛の様な繊維があり、陽に当たると銀白色に輝いて綺麗です。
花は大変美しく、万開時は桜のように樹全体が白く見え、また秋の紅葉も魅力的です。
庭のシンボルツリーとして、ぜひ１本植えておきたい果樹です。

自家結実性ありで、１本で結実します。

【環境】
耐寒、耐暑性ともに強く、強健な性質です。
日向～半日陰が適しています。
用土はあまり選びませんが、排水良く肥沃な用土がベストです。
刈り込んで、コンパクトな樹形すれば、鉢植えでも栽培可能です。
鉢植えの場合は大きめの鉢を利用します。

【肥料】
実の収穫後すぐと、１０～１１月にかけて各１回、年２回をめどに施します。

【剪定】
剪定しなければ、高さ６～７mまで生長します。
庭の場合は自然樹形で楽しみますが、剪定する場合は花後すぐに行います。
背が高くなりすぎた場合は３月頃に強めの剪定します。

【病害虫】
まれにアメリカシロヒトリやコウモリガの幼虫が付くことがあります。

【その他】
果実は鳥に食べられやすいので、収穫時期が近づいてきたらネットなどで覆い防護します。

花、果実、紅葉と楽しむことができるため、庭木、シンボルツリーとして人気があります。
鉢植えも可能です。

果実は、生食のほか、お菓子やジャム、果実酒として利用されます。
果肉には、ポリフェノールの一種であるアントシアニン、食物繊維、ビタミン類、ミネラル類などの
栄養素が豊富に含まれています。