ビックリグミ(ダイオウグミ)は、トウグミの選抜種で、樹高約3mになる落葉低木です。
果重約10gでグミの中では最大です。
甘い実が鈴なりになり、果肉は柔らかく、果汁も多いのが特徴です。
ビックリグミは、同じ種類だけでは実が付きにくい性質があります。
授粉樹には、夏グミが適しています。
■トウグミの基本情報■
高さ3~4メートルになる落葉低木です。
樹皮は黒褐色で、よく分枝します。
葉は互生、楕円形~長楕円形で裏面には白色や褐色の鱗片があり、葉縁は無縁です。
花は4~5月頃に淡黄褐色の花を咲かせます。
果実は、偽果、長さ1.5~2センチの長楕円形、6~7月に赤く熟し(熟した偽果)ます。
中に長さ約1センチの種子があります。
グミの種類
アキグミ…海辺の砂浜、山地に自生、落葉性で実が秋に赤熟します。
ナツグミ…山地に自生、落葉性で実が夏に赤熟します。
トウグミ…ナツグミに似ていて大型で食用にされます。
ダイオウグミ(ビックリグミ)…トウグミの果実の大きいものを栽培した品種で、長さ1.5~2.5cmと、トウグミより大きいです。
ナツグミとトウグミの見分け方
ナツグミは葉の表面に鱗状毛があり、トウグミは葉の表面に星状毛があることで区別します。
トウグミの花(撮影日:5/5)