四季咲きオガタマは、カラタネオガタマの四季咲き性で、春と秋に花を咲かせる珍しい品種です。
メインの開花は春で、バナナに似た甘い香りのする黄白色の小さな花を株いっぱいに咲かせます。

光沢のある濃い緑色の葉が美しいためシンボルツリーにも向きます。
樹形も自然にまとまり、成長も遅いためスペースに限りのある庭でも楽しめます。

カラタネオガタマ（唐種招霊）の基本情報

別名：トウオガタマ（唐招霊）、バナナの木、バナナツリー、バナナブッシュ

カラタネオガタマ（唐種招霊）は、中国原産のモクレン科の常緑小高木です。
日本へは江戸時代に渡来、暖かい地方に植栽されています。
4月下旬～5月に小輪の黄白色をたくさん咲かせ、バナナのような甘い香りがします。
花付きがよく花期も長く、光沢のある濃い緑色の葉が美しいためシンボルツリーにも向きます。
樹形も自然にまとまり、成長も遅いためスペースに限りのある庭でも楽しめます。

【環境】
耐寒性がやや弱く、地植えでの栽培適地は関東以南です。
日当たりが良く、やや湿り気のある肥沃な土地を好みます。強風や乾いた寒風が当たる場所は避けます。
また、移植を嫌うので地植えにする際は場所をよく考えて植え付けるようにします。

【植え付け】
寒さを嫌うため厳寒期は避け、4～5月頃に行います。
移植を嫌うので根はあまりいじらないように丁寧に行います。
植え付け後は、たっぷりと水やりをします。

●地植えの場合
完熟した堆肥や有機質を混ぜ込み、水もちと水はけをよくして植え付けます。

●鉢植えの場合
鉢植えの場合は、市販の培養土を用いて植え付けます。
鉢植えは2～3年に一度、鉢の中が根でいっぱいになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。

【水やり】
地植えの場合は天候にまかせます。夏場に乾燥が続くような場合は、水やりをします。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水を与えます。

【肥料】
寒肥として2月頃と、花後の6月頃に腐葉土や化成肥料などを施します。
肥料が多すぎると花つきが悪くなるので気を付けてください。

【剪定】
適期は花後の5月頃、夏には翌年の花芽がつくられるため、なるべく早い時期に行います。
自然樹形でまとまるので込み合う枝を間引く程度に剪定します。
また、花芽が確認できる2月頃に剪定を行っても構いません。

地植え、鉢植えなどで栽培できます。
和風、洋風どちらの庭にも合い、シンボルツリーにも向きます。
樹形も自然にまとまり、成長も遅いため、狭い庭でも楽しめます。
耐寒性がやや弱く、地植えでの栽培適地は関東以南です。