サンゴミズキ（珊瑚水木/珊瑚ミズキ）の基本情報

別名：コルヌスアルバ、シベリアミズキ

サンゴミズキ（珊瑚水木/珊瑚ミズキ）は、シラタマミズキ（白玉水木）の変種で、ミズキ科の耐寒性落葉低木です。
日本の山野に自生するほか、シベリアや中国北部に分布しています。
冬に枝が真っ赤に色づき美しいサンゴ色になります。寒さが厳しくなると一層鮮やかな色になります。
花は5～7月頃に淡い黄白色の小さな花を多数つけ、その後に白い実をつけます。
葉は緑色で、秋に赤く紅葉します。

真っ赤な枝が冬の寂しい庭に映え、アクセントになります。
また、花材としても利用され、切り枝の定番です。

【環境】
日当たりの良い場所を好みますが、夏の暑さに弱いため半日陰がよいでしょう。
西日が当たる場所には植えないようにします。
耐寒性があり、マイナス15度くらいまで耐えます。適地は北関東以北です。
冬に寒さで枝が赤くなるため、暖地や中間地では色付かない場合があります。

【植え付け】
落葉期の12月～3月に行います。土質は特に選びません。

●地植えの場合
掘り穴に腐葉土か堆肥を混ぜ合わせ、植え付けます。

●鉢植えの場合
赤玉土6：腐葉土4で配合した用土か、市販の花と野菜の培養土を使って植え付けます。

【水やり】
地植えの場合は、天候に任せます。雨が降らず乾燥が続くような時は水やりします。
鉢植えの場合は、土が乾いたら水を与えます。

【肥料】
花後に堆肥などの有機肥料か緩効性肥料を与えます。
それほど肥料を必要としないので、控えめで構いません。

【剪定】
サンゴミズキは生育が早いため、剪定が必要です。
適期は花が終わった後、樹形を整えるように剪定します。

地植え、鉢植えなどで栽培できます。
冬の真っ赤な枝は、花材として生け花やリースなどに用いられます。
赤い枝のほか、初夏の花に白い実、紅葉と様々な姿を楽しめ、観賞価値があります。