やぶきた茶(藪北茶)は、全国で最も多く栽培される日本茶の代表的な品種です。
新潟県村上市で栽培されている「村上茶」としても知られる品種です。
濃厚で旨味と渋みのバランスが良く、優雅な香りが特徴です。
耐寒性はやや強めで、樹勢も強く収穫量も多く比較的栽培しやすい品種です。
耐病性は弱い傾向があり、適切な防除が必要な品種です。
チャノキ(茶の木)の基本情報
チャノキ(茶の木)は、ツバキ科の常緑低木です。
花は秋から初冬にかけて、ツバキに似た芳香のある白い花を咲かせます。
チャノキは、中国原産の中国種「シネンシス」と、インドのアッサム原産の「アッサム」という
二つの変種があります。
中国種は低木性で葉が小型で緑茶に適しているのに対し、
アッサム種は高木性で葉が大型で、タンニン質が多く紅茶に利用されます。
栽培の起源はインド、スリランカ、中国で日本でも最も古くから栽培されています。
チャ(茶)には日本茶の他に中国茶と紅茶がありますが、その違いは製法のひとつである
「発酵の違い」によるものです。
日本茶…ほとんど発酵させないもの
中国茶…日本茶と紅茶の中間の発酵のさせ方
紅茶…完全に発酵させたもの
チャノキの花