【環境】
やや耐陰性、肥沃地で良く育ちます。
生長はやや早く、潮風、大気汚染などにも比較的強いです。
冬の乾燥した強風を嫌うので、このような場所は避けます。
【植え付け】
暖地性の植物なので、暖かくなった4月下旬~5月、新梢の固まった7月以降~9月頃が
適しています。
植え場所は、排水の良い肥沃な湿潤地が良く、風の強い場所は不向きです。
植え穴には、堆肥、鶏糞を十分に入れて土壌の湿度を高めます。
根づくまで根元に敷き藁を敷き保護します。
【剪定】
自然に放任しても樹形は整いますが、萌芽力が高いので刈り込みにも耐えます。
整枝の時期は、4月中旬頃か10月中~下旬に、トビ枝や枝先を剪定します。
定期的に枝抜きをして通風を良くすると、枝葉の生長を促し、カイガラムシ発生を
予防できます。
【肥料】
2月頃に根元に鶏糞や化成肥料を与えます。
【殖やし方】
挿し木、とり木、株分けで増やします。
挿し木は、7~8月に新梢を10~15センチに切り鹿沼土か赤玉土に挿し木します。
とり木は4月下旬頃に行います。
株分けは、根元のヒコバエに盛り土をして発根したら分けます。
【病害虫】
ウドンコ病、カイガラムシ、ハマキムシなどが発生します。
ウドンコ病は、5~6月頃新梢の萌芽期に良く発生します。
カイガラムシは周年発生してスス病を弊発するので、冬季か5~6月の幼虫の発生期に
油剤を散布します。