フレグランスレッドは、大変珍しい赤みを帯びたオレンジ色の花を咲かせる人気品種です。
キンモクセイの基本情報
キンモクセイ(金木犀)は、ギンモクセイの変種で、中国原産の常緑広葉小高木です。
日本では観賞用として公園や庭木として植栽されています。
雌雄異株で、日本には雄株だけ渡来しているので結実はしません。
花は9~10月頃、葉の脇に橙黄色の小花を多数束生させ、強い芳香がします。
三大香木のひとつで、秋の香りの代表種です。
三大香木…春:チンチョウゲ/ジンチョウゲ(沈丁花)、夏:クチナシ(梔子)、秋:キンモクセイ(金木犀)
原産地の中国では観賞用以外に、花を白ワインに漬けた桂花陳酒や中国茶の桂花茶、
シロップ漬けにした桂花糖など、食用や漢方薬などにも利用され親しまれています。
また、香水や芳香剤、精油の原料としても利用されています。
キンモクセイの類似種には、ギンモクセイがあり、中国原産で花色は白色、芳香はキンモクセイよりやや劣ります。
ウスギモクセイは、中国、九州の一部で自生があり、花は白黄色、翌年5月頃に楕円形果実が暗青色に熟します。
ヒイラギモクセイは、ヒイラギとモクセイの雑種とされ、花は白色、葉縁にとげ状の粗い鋸歯があります。