モモ(桃):ちよひめ

モモ(桃):ちよひめ

モモ 通年

ラインナップ

商品名:モモ(桃):ちよひめ 苗 5号(15cm)ポット
(商品番号:02-0459-01)
販売価格(税込):¥3,570
在庫なし

商品説明

ちよひめは、「高陽白桃(こうようはくとう)」と「さおとめ」の交配によって生まれた品種です。
早生品種で果重160~200gほど、すっきりとした甘さで酸味も少なく、比較的日持ちのするモモです。
早い時期に出回るモモとしては、甘い方で食味も良いです。
収穫時期は6月中旬から7月初旬。

 

モモ(桃)の基本情報

モモ(桃)は、中国原産でバラ科モモ属の耐寒性落葉小高木です。
果実を食用する果樹品種のモモ(桃)と、花の観賞を目的とするハナモモ(花桃)があります。
日本には古い時代に中国から渡来したとされていますが、食用として本格的に栽培が始まったのは江戸時代ころからと言われています。
明治初期に、欧州系、中国系の品質の良いモモが輸入されるようになり、品種改良を重ね、現在の品種になりました。

モモの花は3~4月頃、葉に先立って咲き、花色は通常はピンク色で一重の5弁花で、雄しべが多数あるのが特徴です。
葉は花よりやや遅れて茂り、細長い形で互生し、縁にはギザギザがあります。

果実は7~8月頃に熟し、果肉は球形で水分を多く含み柔らかく、生食できます。

モモは、実・葉・種・花の全てが栄養豊富でたいへん優れた植物です。
花は「白桃花(はくとうか)」、種子の内核は「桃仁(とうにん)」と呼ばれ、生薬として用いられます。
また、モモの葉はタンニン、マグネシウム・カリウムなどの成分を含有し、江戸時代より夏の土用に
「桃湯(ももゆ)」、「桃葉湯(とうとうゆ)」に入る風習があります。

 

栽培方法

【環境】
日当たりと水はけの良い場所を好みます。
日陰では枝が徒長し、花がつきにくくなるので植え付ける場所には気を付けてください。
また、モモの仲間は同じ場所に再度植えつけると忌地を起こすので注意します。

【植え付け】
適期は11月~12月、落葉後の降雪前に植えつけます。
または2月~3月、新根の発生が早いので、早めに植えつけます。
暖地では晩秋、寒冷地では春先に行なうとよいです。
苗木は、地上約80cmほどで剪定して、新悄は勢いのあるものを伸ばすようにします。
風で折れないように支柱をするとよいです。

■地植えの場合
植え付けの2週間前までには、腐葉土や堆肥をすき込んでおきます。
植え付けの際には根を傷めないように丁寧に行います。

■鉢植えの場合
生育が早いため、10号鉢ほどの程度の大きさの鉢を用意します。
赤玉土(小粒)に腐葉土を混ぜた用土か、市販の果樹用培養土を使用します。
生育が早く根詰まりしやすいので、2~3年に1回は植え替えが必要です。

【水やり】
■地植えの場合
基本的には天候に任せます。植え付け後の活着するまでの間と、夏場に極端に乾燥する場合は水やりをします。
■鉢植えの場合
土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

【肥料】
2月~3月に寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株から少し離した場所に穴を掘り埋めます。
苗木のうちは、花芽ができた後の9月頃に同様の肥料を与えます。

【作業】
●授粉
モモの品種により、花粉を多くつけるものと少ないものがあります。
花粉の少ない品種は、1本では実がつかないため、花粉の多い品種を一緒に植えるようにします。
確実に授粉させるには、人工授粉を行います。

●摘果
摘果することによって、数を厳選して充実した果実を収穫できるようにします。
葉の枚数(15~20枚)に対して果実1個を目安とします。
鉢植えの場合は、欲張って株を弱らせないよう注意します。

●袋がけ
病害虫から実を守るために、摘果で残した実に果実袋をかけます。
袋ははずれないように、しっかりと枝に結びつけます。

●収穫
収穫の適期は品種によって異なります。
実が色づいてきたら袋を外し、1週間ほど日光に当てます。
緑色の部分がなくなり、耳たぶほどの柔らかさになったら収穫のタイミングです
果実が自然に落ちるくらいに熟した時が最も甘いため、その直前で収穫するとよいです。

【剪定】
休眠期の12月中旬〜2月下旬に行います。
樹形がY字になるように、日当たりや風通しを考えて仕立てるようにします。
モモは、古い株からは新芽が出にくく、若い枝に新芽が発生します。
強剪定は行わず、間引きを主に1~2年目の枝を残すようにします。

【病害虫】
代表的な病気は、縮葉病と灰星病です。
縮葉病は、発芽前に薬剤を散布することで予防できます。
灰星病は、果実に袋がけする事で病気の進入を防ぎます。
害虫では、アブラムシ類、カイガラムシ類、モモハモグリガ、シンクイムシなどに注意します。

【ポイント】
モモは基本的には1本で結実しますが、2本以上あったほうが実付きは良くなります。
花粉の多い品種(白鳳、大久保など)を混植するとよいでしょう。
ハナモモ(花桃)の花粉も授粉樹として使用できるため、近くにハナモモがある場合は授粉樹を植える必要はありません。

用途

地植えが適していますが、鉢植えでも栽培可能です。記念樹にもおすすめです。
モモの花は美しく観賞価値があり、切り花として用いられます。

果実は生食できるほか、ゼリーやコンポートなどに加工して利用されます。
モモの葉は、乾燥させて桃の葉茶として飲用されます。

また、モモの葉を生のままお風呂に入れて「桃湯(ももゆ)」、「桃葉湯(とうとうゆ)」として利用できます。

商品情報

販売時期 通年
発送日目安 約1週間後
カテゴリー 果樹 / 食用 / 和ハーブ / モモ
ご注意 【商品在庫について】
植物という商品の特性上、苗の状態によって在庫が流動的になることがあります。
ご注文いただいた商品が欠品となる場合もありますので、予めご了承ください。

【掲載写真・商品状態について】
写真は成長過程(開花時、結実時など)のイメージで、お届け時の状態は苗や苗木になります。(特別な記載がある場合は除きます。)
植物ですので季節や入荷状況によっては生育程度、サイズ、色など状態が異なる場合があります。
宿根草や落葉樹など、秋~冬は地上部がないものや、枯れたように見える商品もあります。
商品によっては、一部剪定を行って発送することもありますのでご了承ください。
記載されている樹高については、土から出ている高さとなります。季節によっては、記載の樹高より成長している場合もあります。

【球根について】
写真は成長過程(開花時など)のイメージで、お届け時の状態は球根になります。
植物ですので、天候や生育状況によっては納期の遅れ、収穫の減少・納品不能等が発生する場合があります。予めご了承ください。
商品は到着後、直ちに開封し、植え付けまで直射日光の当たらない風通しの良い涼しい場所で保管してください。

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