【環境】
水はけの良い、明るい半日陰が適しています。
庭植えの場合は、木陰になるような場所がよいです。
【植え付け】
3~5月、9月~10月が適期です。
日差しの強い時期が苦手なので、慣れていない場合は秋に植えるほうがよいです。
弱酸性の土壌を好みます。
●地植えの場合
植え穴に、腐葉土や堆肥を混ぜ込んで水はけをよくして植え付けます。
株の間隔は10~15cm空けて植えます。
●鉢植えの場合
鉢のサイズは、4~5号鉢に1株、6号鉢に3株が目安です。
用土は、赤玉土(中粒)5:腐葉土3に、ピートモス2か鹿沼土2を配合した水はけのよいものを使います。
販の草花用培養土を使う場合は、鹿沼土を1~2割ほど加えて使用してください。
【水やり】
地植えの場合は、天候にまかせます。雨が降らずに乾燥が続く場合は水やりします。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
特に夏場は乾燥させないように、乾き具合をみて朝と夕方の2回与えます。
【肥料】
植え付ける際に、用土に緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
追肥は3月~6月の間に1~2回程度、同じ肥料を株元に少量与えます。
【植え替え】
適期は花後の5~6月か、涼しくなった秋の9~10月ごろです。
●地植えの場合
数年は植えっぱなしでもよく育ちますが、同じ場所で長く育てると生育が悪くなります。
数年おきに株分けも兼ねて植え替えるとよいです。
●鉢植えの場合
根の成長が早いため根詰まりを起こしやすいので、1~2年に1度は一回り大きな鉢に植え替えます。
この時、株分けも兼ねて行います。
【作業】
●花がら摘み
枯れた花をそのままにすると病気の原因となるため、咲き終わった花はこまめに摘み取ります。
また、枯れた葉も同様にこまめに取り除きます。
●切り戻し
一通り花が咲き終わった株は、茎を地際で切り戻します。
この切り戻した茎は、挿し木に利用することが出来ます。
【殖やし方】
●株分け
適期は5~6月、9~10月です。
植え替えを兼ねて行います。掘り上げた株を切り分けて植え付けます。
●挿し木(挿し芽)
適期は4月~6月です。
切り戻した茎も、挿し穂として使えます、
しっかりした茎を選び、先端から2~3節ほどの長さで切り取り、花がらと下葉を取り除き一晩水揚げします。
清潔な挿し木用の土に茎を挿し、根が出るまで水を切らさないようにして明るい日陰で管理します。
4~5週間ほど経ち、発根したら鉢や地面に植え替えます。