【環境】
生長が早く1年で数メートル伸びます。
日当たりがよく、腐植質に富む湿潤地ではよく生長します。
【植え付け】
2月下旬~3月頃が適し、完熟堆肥を元肥にして高植えして、蔓を誘引する支柱を立てます。
放任するとつるが四方に伸びて絡みつくので、つるの先端を摘んで生長を止めておき、
落葉した2月頃に整枝をします。
今年長く伸びた、つるは翌年花芽がつかないので、深く切り詰め、そこから出る短枝を
多く出るようにします。
【剪定】
長く伸びた枝は切り詰め短枝を多くするような剪定をします。
【肥料】
冬季根元に堆肥を埋め込み、8月下旬~9月に、りん酸、カリ成分の多い化成肥料を
根元に2握り程度施肥します。窒素成分は控えます。
【病害虫】
特別にはありません。
【殖やし方】
挿し木、とり木、実生で殖やします。
実生は雌雄の区別がつかないので、挿し木、とり木が良いです。
挿し木は、2月~3月中旬に前年枝を、約20センチに切り挿し木にします。
とり木は、4月上旬~中旬に、全年枝のつるを環状剥離して、ミズゴケを播いて 保護しておき、
10月以降に切り離します。
挿し木、とり木ともに、良い母木を選ぶこと、結実までには、4~5年かかります。
【その他】
雌株でないと実はつきません。
また、2~3株を植えた方が実つきが良くなります。