照手桃(てるてもも)・ピンク花は、花は鮮やかなピンク色で大輪の八重咲きの花桃です。
樹形はほうき性で、横に広がらず、上に真っすぐに伸びるので場所を取りません。
花付きが抜群に良く、たいへん観賞価値が高い花桃です。
早咲き品種のため、従来の花桃より早い時期に開花します。
照手桃の果実(撮影:8月11日)
ハナモモ(花桃)の基本情報
モモ(桃)は、中国原産でバラ科モモ属の耐寒性落葉高木です。
果実を食用する果樹品種のモモ(桃)と花の観賞を目的とするハナモモ(花桃)があります。
モモは、日本へは弥生時代に渡来したとされ、平安時代には3月3日の桃の節句を祝うようになり、モモの花が観賞されるようになりました。
観賞用の花桃としては、江戸時代に盛んに品種改良が行われ、現在の園芸品種も江戸時代に作出されたものが多くあります。
モモの花は3~4月頃、葉に先立って咲き、花色は通常はピンク色で一重の5弁花で、雄しべが多数あるのが特徴です。
観賞用に改良されたハナモモ(花桃)は、八重咲きや白色、紅色など咲き方、花色が豊富にあります。
葉は花よりやや遅れて茂り、細長い形で互生し、縁にはギザギザがあります。
ハナモモ(花桃)も7~8月頃に実が付きますが、小さく硬いため食用には適しません。
花桃の実(撮影:8月11日)