【環境】
暖地性の木でありながら、耐寒性もあり、新潟県、福島県以南や仙台市などでも
花がつき結実します。
乾燥地や根元に直射日光が当たる場所は避けます。
【植え付け】
4月中旬~5月上旬、堆肥を十分に入れて、少し高めに植えて支柱を立てて
蔓(つる)を誘引するようにします。
【肥料】
根元に堆肥を厚めに敷く程度で、特別に必要としません。
鉢植えの場合には、油粕と骨粉を混ぜて2~3ヶ月に一度程度施肥します。
【剪定】
伸び過ぎて徒長した枝を切り取り、全体に風通と日当たりを良くします。
棚仕立て、アーチ仕立てとも繁茂すると重くなるので、しっかりした作りが必要になります。
【殖やし方】
実生、とり木、挿し木で殖やします。
実生は、秋に種子を採り、翌年3月中~下旬に播種しますが、結実までには数年かかります。
取り木は、4月上~中旬に、つるを土を覆うか、つるの一部の皮を環状にはいで、
水苔を巻いて発根したら切り取ります。
挿し木は、3月中~下旬に前年枝に葉を2~3枚付けて切り取り、葉を1~2枚付けて
赤土に挿します。
【病害虫】
特にありません。
【ポイント】
実付きを良くするには、1本より2本植えた方が実つきが良いです。
適度に剪定して、湿潤な土地で日当たりと風通しを良くします。
木葉が、7枚になると開花結実するようになります。
木が若いと受粉力が弱いですが、2~3年後には結実します。
施肥は、燐酸、カリ成分の多い肥料を与えるようにします。