【環境】
春は日当たりが良い場所で、初夏くらいからは半日陰で風通しがよく、涼しい場所で管理します。
【植え付け】
適期は10月~11月です。水はけの良い土を好みます。
地植えの場合・・・あらかじめよく耕し、水はけによって赤玉土や腐葉土などを加え、
元肥として緩行性肥料を混ぜ込んでおき、地表から球根3個分ほどの深さに植え付けます。
鉢植えの場合・・・鉢のサイズの目安は8号~10号サイズに球根2~3つで、深めの鉢を用意します。
ユリ専用の用土や市販の草花用培養土を使用して、地表から球根3個分ほどの深さに植え付けます。
【水やり】
加湿の状態が続くと病気の原因になります。
また、水切れすると花が咲かなくなるため、乾燥しすぎにも注意します。
地植えの場合・・・天候に任せますが、乾燥が続く場合は水やりをします。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
【肥料】
春になって地上に芽が出てきてから、1ヶ月に1回、緩効性の固形肥料を与えるか、
7日~10日に1回、薄めた液体肥料を水代わりに与えます。
【支柱】
地上に芽が出てきて草丈が30cmになる前には、十分な長さの支柱を立てるようにします。
球根が傷つかないように、株元から10cmほど離れたところに支柱を立てます。
【花後の管理】
種をとる目的がないのであれば、咲き終わった花がらは摘み取ります。
花がらを放っておくと、種を作るために球根の栄養が奪われてしまいます。
種を採る場合でも、いくつか残す程度にして他は摘むようにします。
葉は光合成が必要なため、切り落とさないようにします。
【植え替え】
適期は、10~11月頃の休眠期です。
地植えの場合は2~3年に1回、鉢植えの場合は1年に1回は植え替えるようにします。
連作障害が出やすいため、植え替えの際には新しい用土を使用します。