【環境】
日当たりが良く、水はけの良い土壌を好みます。連作はできるだけ避けてください。
低温にあたることで開花するため、鉢植えでも冬は屋外で管理してください。
【植え付け】
10月中旬~12月に行います。
基本的に地温15℃以下になってから植えましょう。
早く植えすぎると高温のために花を咲かせられなかったり、球根が腐敗してしまうことがあります。
尖った先端を上向きにして植え付けます。
植え付け後、たっぷりと水やりをします。
地植えの場合・・・植え付ける2~3週間前に、よく耕した土に苦土石灰を混ぜ込んでおきます。
緩効性肥料を元肥として混ぜ、球根の2~3個分の間隔をあけて、球根3個分の深さに植え付けていきます。
鉢植えの場合・・・赤玉土(小粒)7:腐葉土3の用土や、市販の球根の土を使用します。
5号鉢に3球が目安です。値が伸びるスペースも必要なため、浅めに植え付けます。
※来年の球根をとらずに、花の見栄えを重視する場合は密植させてもかまいません。
【水やり】
地植えの場合・・・基本的には水やりの必要はありませんが、雨が降らず乾燥が続くようなら水やりをします。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。
植え付け後の過度の乾燥は花が咲かない原因となるので、冬期間も乾燥に気を付けます。
【肥料】
葉が出始めたら、月に2~3回液体肥料を与えます。
【花後の管理】
花後は、球根に栄養を行き渡らせるために花殻を摘みとります。
花茎の上部のみ摘み取り、花茎と葉は光合成に必要なため残しておき、水やりを続けます。
早く花を切り取るほど、球根に栄養分が残り、翌年も花を咲かせやすくなります。
【球根の堀り上げと保存】
葉が黄色く枯れてきたら、堀り上げる時期です。
傷つけないよう丁寧に球根を掘り上げて、表面の土を落として
1週間ほど陰干ししてよく乾燥させます。
その際、消毒をしてから乾燥させると病気の発生を抑えることができます。
乾燥後は、目の粗いネットなどに入れて風通しのよい日陰で保存し、翌年の秋に植え付けます。
※原種系のチューリップは植えっぱなしでも大丈夫です。