【環境】
日当たりと風通しの良い場所で、肥沃な土地を好みます。
【植え付け】
12月~2月が適期です。
若木のうちは、支柱を立ててやると良いです。
■地植えの場合
水はけと水もちがよければ、用土はそれほど選びません。
■鉢植えの場合
市販の培養土か、赤玉土(小粒)7~8:腐葉土3~2で配合した用土を使います。
植え替えは通常、2年に1回は行ってください。
【水やり】
■地植えの場合
植え付け直後~根付くまでは、土が乾いたら水を与えます。根付いてからは天候に任せます。
■鉢植えの場合
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
【肥料】
芽が出る3月頃と、花後の7月頃、果実収穫後の10月頃の年3回、
有機質肥料か、化成肥料などを与えます。
窒素成分はできるだけひかえ、リン酸やカリを多く含んだものが良いです。
窒素分の多いものを与えると、枝葉ばかり茂って花付きが悪くなるので気を付けてください。
【剪定】
落葉後の12月~2月に行います。
前年枝の枝先付近に花芽がつくため、強い剪定ではなく間引くように剪定します。
ザクロは、株元からヤゴと呼ばれる勢いよく伸びる枝が出てくるので、早めに付け根から切り落としてください。
【殖やし方】
挿し木、とり木、種まきなどで殖やすことができますが、挿し木が一般的です。
2月の初め頃に、さし穂として前年に伸びた枝を採取して、砂の中で貯蔵します。
3~4月に、その枝を2・3芽残して切って、川砂と鹿沼土か赤玉土を同量混ぜて挿し木をします。
2ヶ月程度で発根するので、その後植え替えをします。
【病害虫】
強健で、目だった病害虫はあまり見られません。
日当たりや風通しが悪いと、カイガラムシやうどんこ病、アブラムシがつくことがあります。