洋名:マルベリー
日本全国の山野に自生及び栽培される、雌雄異株の落葉高木です。
一般には蚕(かいこ)の飼料として栽培しているクワは、カラグワ(唐桑)と呼ばれ
日本に野生するヤマグワと区別されます。
日本に野生するヤマグワは、葉裏に多少毛があり、葉のギザギザが尖っていて、
雌しべの花柱は合生部が長くて上部で2浅烈しています。
カラグワは、葉裏に絨毛がなく、雌しべの花柱は合生部が全くなく、
2全烈している点でヤマグワ特別ができます。
生薬名では、根皮を天日で乾燥したものを桑白皮(そうはくひ)、葉を天日で乾燥したものを桑葉(そうよう)、
若枝を天日乾燥、火で炙ったものを桑枝(そうし)、果実を乾燥させたものを桑椹(そうじん)と呼びます。
自家結実性あり、通常は1本植えでも実は付きます。
ヤマグワの花