オーレアは、日本南部に自生するリコリスの原種のひとつです。
別名:ショウキズイセン(鍾馗水仙)、ショウキラン(鍾馗蘭)
開花期は10月頃で、鮮やかな黄色の大輪花を咲かせます。
ヒガンバナのような姿で、花びらが波を打って外に反り返る特徴があります。
花と花後に出る葉は大型で、豪華な印象です。
※リコリスの他品種と比べ、耐寒性はやや弱いです。
リコリスの基本情報
リコリスは、ヒガンバナ属で多年性の球根植物です。
秋の彼岸の頃にあぜ道などに群生して咲くヒガンバナ(彼岸花)が有名ですが
日本を含む東南アジアに20種類ほどの原種が分布しています。
花期は早い品種は7月から、遅い品種は10月から開花し、
花色は、赤、白、ピンク、オレンジ、黄色などの品種があります。
花型には二つのタイプがあり、ラジアータ(ヒガンバナ)のように花弁が反転するものと、
スクアミゲラ(ナツズイセン)のようにユリに似たラッパ状のものがあります。
葉が出る時期は品種によって異なり、早春に出葉するものと秋に出葉するものがありますが、
いずれも初夏になると葉はすべて枯れます。
※有毒植物です。
全草有毒で、特に鱗茎にアルカロイドを多く含みます。
毒草ですので、絶対に口にしないでください。
リコリスの仲間であるヒガンバナ(彼岸花)は、古くから様々な形で用いられていた植物です。
有毒性を利用し、ネズミやモグラ、虫除けのために水田の畦に植えたり、 虫除けに墓場に植えられていました。
また、雑草の成長を抑制する作用もあり、イネ科には影響を与えないため水田の畦に植えられたといわれています。