【環境】
日向~半日陰で湿り気のある場所を好みます。
夏場に直射日光が強い場所では、葉やけを起こしてしまうため気を付けます。
【植え付け・植え替え】
真夏を除いた春~秋が適期です。
保水性のある用土を好みます。
地植えの場合・・・あらかじめ腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおきます。
鉢植えの場合・・・ハーブ専用の用土か、野菜用の用土を利用するとよいです。
植えつけ後は水をたっぷりあげます。
鉢植えは、根の生育が旺盛なので、年に一回は植え替えを行います。
※繁殖力の強い植物なのでいちど地植えにすると地下茎を伸ばして
他の植物の領域まで侵すほどに広がってしまいます。
地中で四方を板のようなもので深く仕切るなどしたほうがよいです。
【水やり】
乾燥を嫌うため、土の表面が渇いてきたらたっぷりと水やりをします。
夏場の鉢植えは特に水切れしやすいので朝・夕2回水やりしたほうがよいでしょう。
【肥料】
肥料を与えすぎると香りが弱まるため、春に緩効性の肥料を少量与える程度で十分です。
【収穫】
春~秋の間、使用する分を随時収穫できます。
摘心や切り戻しを兼ねて収穫するとよいでしょう。
花が咲くと葉がかたくなるので、長く収穫したい場合は花芽(つぼみ)をカットします。
また、8月頃に株元で切りつめると秋に再び新しい芽が出てきて収穫できます。
【殖やし方】
挿し木、水挿しや株分け、種まきで増やせます。
挿し木・・・挿し木として使う茎の頭10cm程度でカットして、土に入る部分の葉を取り除きます。
1時間ほど水につけて水揚げをしてから、湿らせた用土に挿します。
根が出るまで用土が乾かないように半日陰で管理します。
水挿し・・・充実した茎をカットして、水につかる部分の葉を取りのぞきます。
根が出るのは節からなので、2~3節は水につかるようにしてコップなどに入れておき
腐らないように、最低でも毎日水を入れ替えます。
根が出てきたら鉢などに植え付け、しばらく直射日光の当たらない風通しのよい日陰で管理します。
ある程度、根付いたら通常の管理場所に移動します。