パイオニアは、群を抜く豊産性の大実品種です。
果実は洋ナシ型で果重は約6gほどになります。

コーネリアンチェリー/セイヨウサンシュユ（西洋山茱萸）の基本情報

ヨーロッパ原産の耐寒性落葉小高木です。
2～3月頃に葉に先だって小さな黄色い花を咲かせ、早春の花木として知られています。
朝鮮半島から中国が原産のサンシュユ（山茱萸）とよく似ています。
葉は濃緑色で対生していて、秋には紅葉します。

10～11月頃にグミのような長円形の果実が赤く熟し、食用できます。
酸味が強いため、ジャムやジュースなどに加工されます。
ミネラル分が豊富で特にカルシウムを多く含有しています。
薬用植物としても利用され、庭木としても注目度が高まっています。

ほとんどの品種が自家結実性ありますが、混植した方が実付きが良くなります。

サンシュユ（山茱萸）の花

サンシュユ（山茱萸）の果実

【環境】
日当たり、水はけのよい保湿性のある場所が適しています。
耐寒性、耐暑性ともにあります。

【植え付け】
肥沃な土を好むため、腐葉土や堆肥をすきこんで植えます
乾燥を嫌うため、根元に敷き藁などをしてマルチングしてください。
鉢植えの場合は7～10号鉢仕立てとします。

【肥料】
4月下旬と9月に緩効性肥料を追肥します。
また1月に寒肥として根元に骨粉、油粕などを施します。

【水やり】
鉢植えの場合は初夏から夏にかけて、たっぷり水やりしてください。

【剪定】
自然樹形では株立ち状に大きくなるので、狭い庭や鉢植えの場合は
枝を2～3本に整理するか、主幹1本に仕立ててください。

地植えはもちろん、鉢植えでも栽培可能です。
花と果実、紅葉も楽しめることから、庭木として注目されています。

果実は、酸味が強いため生食よりは加工して利用します。
ジャムやシロップ漬け、ジュース、ドライフルーツ、ソースや果実酒として利用できます。
品種によっては甘味が強く生食できるものもあります。