斑入り五葉アケビは、珍しい斑入り品種です。
野生のアケビに比べて葉の大きさは小さくなります。
アケビ(木通)の基本情報
アケビは、本州、四国、九州に分布する落葉つる性木本です。
他の植物に左巻きに巻き付いて成長していきます。
アケビの葉は楕円形の小葉五枚が掌状についた複葉です。
日本には基本種である「アケビの他に、ミツバアケビとゴヨウアケビがあり、
ミツバアケビは三出複葉で三小葉、葉縁がやや波型になっています。
ゴヨウアケビは五枚の小葉からなる掌状複葉で、小葉はミツバアケビのようにふちが波型になっています。
葉に新葉とともに短枝上に暗紫色の花を房状につけます。
ミツバアケビの花の色は濃紫色でアケビと花の色でも区別できます。
花のがくは三片からなっていて、花弁はありません。
秋には5センチから6センチの楕円形の果実をつけ、成熟すると縦裂して
半透明の果実と黒い小粒の種子が現れます。
木質化したつる性の茎を晩秋に採取し、天日干しして輪切りにしたものを生薬名で木通(もくつう)といいます。
また、実を乾燥したものを木通子(もくつうし)といいます。
※雌雄同株ですが自家不結実性で、同じ品種の花粉では結実しにくい性質を持っているため
種類の違うアケビを混植します。一番確実なのは人工授粉です。
アケビの花
アケビの苗(撮影日:10/16)