【環境】
保水性のある肥沃な場所でよく育ちます。
花つきをよくするのには日向が適しますが、日陰でも育ちます。
真夏の直射日光や西日には注意します。
水切れには十分気を付けます。
【植え付け】
落葉期間中が適期です。
肥沃な土壌を好むので、元肥を混ぜこみます。
鉢植えの場合は、保水性のある鹿沼土などを混ぜて用います。
【肥料】
12月下旬~2月上旬に寒肥として油かすと堆肥を施します。
花ガ終わったあと、お礼肥として緩効性化成肥料などを与えます。
【剪定】
来年も花を咲かせるためには、花後すぐに剪定を行うようにします。
終わった花から2節下の葉の上で切ります。
剪定して残した先端の葉の脇から芽が伸びて花芽が作られるので、
剪定が遅くなると10月からの花芽形成に間に合わなくなります。
今年咲かなかった枝は翌年に咲くことが多いため、切らないようにします。
落葉後の剪定は、樹形を小さくするためと古くなって枯れてきた枝を整理して、株の更新を図ります。
【花色について】
アジサイの花色は、青色の花は酸性の土壌でよく発色するので、酸性の用土に、リン酸分の少ない肥料を用います。
ピンク色の花は、アルカリ性の土壌でよく発色するので、中性から弱アルカリ性の用土に、
リン酸分の多い肥料を用います。
花色に合わせた肥料も市販されているので利用してもよいでしょう。
地植えの場合、日本の土壌は弱酸性~酸性で、アルカリ性の土壌を作ったとしても
雨で徐々に溶けてしまうためコントロールは難しいといわれいます。
鉢植えの場合は、用土が限られているため、地植えと比べるとコントロールしやすいといえますが、
アジサイの品種によっては色つきにバラつきがでたり、思い通りに発色しないこともあります。
また、色が固定されている品種は、土の酸性度を変えても色は変化しません。