テンチャ(甜茶):テンヨウケンコウシ(甜葉懸鈎子)の基本情報
中国南部の山地に自生する、バラ科キイチゴ属の耐寒性落葉低木です。
5~6月頃に、日本のキイチゴに似た白色の5弁花を下向きにつけます。
茎にはトゲがあり、葉はモミジのような形で噛むと甘い味がします。
古来から生産地では、葉を干して乾燥させたものを常飲されていて
中国では別名「開胃茶」と呼ばれています。
葉の甘味成分であるルブソシドは人の体内では吸収されず、ほぼノンカロリーです。
近年、テンチャ特有の成分である甜茶ポリフェノールが注目されるようになりました。