紫ウコン/ガジュツは、インド、ヒマラヤ地方原産のショウガ科の多年草です。
日本では沖縄や屋久島などで栽培されています。
初夏に赤紫色の花(花穂)を咲かせます。
根茎の断面は、薄紫がかった白色で強い苦味があります。
クルクミンはほとんど含まれていませんが、精油成分を豊富に含み芳香があります。
古代から薬用として用いられ、生薬名で莪朮(ガジュツ)といいます。
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■紫ウコン/ガジュツの基本情報■
草丈は約50~100cmで偽茎は短く太く肥厚し、ショウガに似ています。
葉は楕円形で先は尖り、葉脈に沿って紫紅色のすじがあります。
晩春~初夏に長さ約20cmの花穂を出し、赤紫色に色づきます。(実際には花穂で、 本当の花は小さく黄色です。)
根茎は肥大して、断面は薄紫がかった白色で強い苦味と紫ウコン特有の清涼感が広がります。
根茎にでんぷんが含まれることから、食用とする地域もあるようです。
ウコンの種類は大きく3つに分けられ、紫ウコン/ガジュツのほかに
秋ウコン/ターメリック、春ウコン/キョウオウがあり、それぞれ特徴があります。
●秋ウコン/ターメリック
日本で一般的に「ウコン」と呼ばれるのは、「秋ウコン」で7~8月に白色の花(花穂)を咲かせます。
根茎の断面は黄赤色で、苦味は少なく独特の芳香があります。
香辛料のターメリックとは、「秋ウコン」のことを指し、独特の香りがあり古くから料理に利用されてきました。
黄色い色素は「クルクミン」という成分で、日本ではカレー粉やからし、たくあんなどの着色に使われるほか、
古い時代から布や紙の染色にも利用されてきました。
インドの伝統医学・アーユルヴェーダでは、現在も基本的な生薬の材料のひとつです。
秋ウコン
●春ウコン/キョウオウ
「黄ウコン」や、「ワイルド・ターメリック」とも呼ばれます。
晩春にピンク色の花(花穂)を咲かせます。
実際に使われる根茎は、外側が白っぽく切り口は黄色で強い苦味があります。
秋ウコンに比べてクルクミンの量は少ないですがミネラルや精油成分が非常に豊富で
古くから漢方の生薬として用いられています。
春ウコン