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ヤマウド（山独活）の基本情報

ヤマウドは、日本全土の山野に自生する日本原産の多年草です。
茎は太く円柱形で、全面に毛があり、葉は互生します。
7～8月頃に小さな白い花をたくさんつけます。
果実は黒色の球状で、液果です。
地下部は越冬し、翌春に再び芽を出します。

春先の若葉、つぼみ、芽、茎の部分を山菜として食用とします。
独特の香りとえぐみ、歯ごたえがあり、人気のある山菜です。
一般にスーパーなどで販売されている白いウドは、ほとんどが栽培ものです。

茎及び根を天日干ししたものを、生薬で九眼独活（きゅうがんどっかつ）といいます。

【環境】
日向から半日陰の肥沃な土壌が適しています。
丈夫で育てやすい山菜ですが、乾燥にやや弱く、寒さにもやや弱いため
乾燥防止と防寒対策で、根元に敷き藁などしてやります。

【植え付け】
株間を50ｃｍ程度空け、腐葉土や堆肥をすきこんで植え付けます。

【収穫】
植え付けの翌春から行います。

若葉、つぼみ、芽、茎の部分を食用とします。
葉や先端を天ぷらなどにする他、茹でて酢味噌和えに、
皮や茎はきんぴらなどの炒め物に、汁物など調理方法は豊富です。

果実や根からウド果実酒、ウド酒なども作ることができます。

また、ウドの根茎を陰干しして刻んだものを、入浴剤（ウド風呂）として用いることもできます。