和名：アロニア/アローニャ/チョコベリー　英名：チョークベリー

アロニアは、北アメリカ原産の耐寒性落葉低木です。
5月頃、ナシの花に似た白色の花を咲かせ、果実は１ｃｍほどの小粒で秋に黒く熟します。
果実は食用できますが、酸味が強いため生食には向かず、ジュースやジャムなどに加工して利用されます。
葉は楕円形で、秋には美しく紅葉します。

果実はポリフェノール、アントシアニン、カロテン、食物繊維等を豊富に含有していることから、
近年スーパーフードとして注目を集めています。

自家結実性あり、１本でも受粉し多く結実します。
耐寒性、耐暑性ともに高く、栽培も容易です。
生産数が少ないことから、果実が市場に出回ることが少ないので、家庭で栽培するのにおすすめです。

【環境】
日当たりの良い場所～半日陰が適していています。
湿り気のある水はけの良い土壌が向きます。石灰分を過度に含む場合は避けます。
耐寒性・耐暑性はあります。

【植え付け】
12～3月頃が植え付けの適期です。

地植えの場合・・・乾燥に弱いので腐葉土やピートモスなどを2・3割程度、土に混ぜ込んで2週間ほど寝かせてから植え付けます。
鉢植えの場合・・・市販の花と野菜の土などを使うとよいです。

植え付け後、たっぷりと水やりをします。

【水やり】
地植えの場合・・・完全に乾燥する前に水やりをします。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。

【肥料】
3月頃と収穫後に速効性の化成肥料などを与えます。
11～12月頃に寒肥として、堆肥や油かすなどの有機肥料を与えます。

【収穫】
秋に紫黒色に熟した果実を採取します。

地植え、鉢植えで栽培可能です。
果実が食用できる他、5月に咲く花、秋の紅葉と楽しめ観賞価値も高いです。

アロニアの果実は、酸味が強いため、生食よりは他の果物と合わせてジュースや、ジャムに加工したり、
果実酒（アロニア酒）としても利用できます。