茂木は、西日本で代表的なビワです。
品質が良いため、日本で最も栽培が多い品種です。
果重は40~50g程度と小ぶりですが、やや強めの甘味と、控えめな酸味と
皮が剥きやすいのが特徴です。
耐寒性は「田中」に比べると弱く、早生品種です。
■ビワ(枇杷)の基本情報■
中国南西部で、日本では関東地方以西に自生する常緑高木です。。
葉は濃い緑色で長い楕円形、表面には艶があり、裏には産毛があります。
10~11月頃、芳香のある白い花を多数つけます。
果実は偽果で、球形から卵形をしていて、初夏に黄橙色に熟します。
果実の表には柔毛があり、種子は赤褐色で大きく3~5個入っています。
材は硬く粘り強く、くし、木刀、杖、机などに利用されます。
葉は染料にも用いられ、金属媒染で赤茶色に染まります。
ビワの葉を乾燥させたものを、生薬名で枇杷葉(びわよう)といいます。
自家結実性あり、一本で実がつきます。
ビワの花(撮影:2月24日)
(撮影:4月12日)