瑞光(ずいこう)は、ヤマモモの中では一般的な品種です。
果実は大きく、収量も多いです。
生食すると松脂臭いため、加工に適しています。
■ヤマモモ(山桃)の基本情報■
中国大陸や日本が原産で、関東以南の低地や山地に自生する常緑高木です。
雌雄異株で、3~4月に小さな花を咲かせます。
果実は球形で直径1~1.5cm、紅紫色に熟し、やや松脂臭があります。
生食でき、味は甘酸っぱく美味しいですが、傷みやすいため一般には流通していません。
樹皮は古くから染料として用いられ、海水に強いことから魚網を染めていました。
樹皮を天日で乾燥させたものを生薬で、楊梅皮(ようばいひ)といいます。
また、熟した果実を楊梅(ようばい)と呼びます。
雌雄異株です。
確実に結実させるには、雄木を近くに植えるか人工授粉が必要です。
飛散距離はかなり広いと言われており、1本でも結実することもあります。
ヤマモモの雄花(撮影日:4月11日)