信州サワーは長野県で開発された新品種です。
果重は70~80gでやや大きめ、橙色でほど良い甘みと酸味で果汁も多く食味優良です。
生食はもちろん、コンポートやジャムなど加工にも適しています。
早生品種で、熟期は6月下旬から7月上旬です。
裂果が少なく育てやすい品種です。
アンズ(杏)の基本情報
別名:カラモモ 英名:アプリコット
中国北部原産の落葉低木です。
春に、梅より遅れて淡紅色の美しい花を咲かせます。
初夏にウメによく似た実を付け、熟して黄赤色となります。
表面には紫褐色の斑点があり、果肉は黄赤で中央部の核は熟すと容易に分離します。
6月に種子を集めて天日で乾燥したものを生薬で杏仁(きょうにん)といいます。
中国や日本で改良された東洋系アンズと中国からヨーロッパに渡り改良された
欧州系アンズがあります。
・結実の良い日本アンズの品種…新潟大実(にいがたおおみ)、甲州大実(こうしゅうおおみ)、
宮坂(みやさか)、餅杏(もちあんず)、早生大実(わせおおみ)、
山形一号(やまがたいちごう)、山形三号(やまがたさんごう)など。
・品質の良いアンズの品種…清水号(しみずごう)、甚四郎(じんしろう)など。
・アンズ酒に向く品種…秋田大実(あきたおおみ)、置賜(おきたま)、
青森産杏(あおもりさんあんず)など。
・生食に向く品種…欧州系が多く、ゴールドコット、チルトン、ブレンハイムなど。
1本植えでも実は付きますが、花時期はまだ低温で自家受粉が
十分行われない事があります。
花時期が合えばアンズだけでなく梅、スモモ、桃の花粉も使用できます。
アンズの花
アンズの果実