葉山椒(葉サンショウ)は、清涼感のある辛みと芳香があり
葉を付け合わせや佃煮など食用として利用できます。
葉山椒は、実生の山椒の別称です。
そのため雌雄株どちらも出てくる可能性があり、花が咲くまで判別ができません。
花山椒とブドウ山椒はこの実生苗に選抜された雄木(花山椒)や
雌木(ブドウ山椒)を継いだ品物になります。
※2023年4月末 1年生苗となります。
サンショウ(山椒)の基本情報
サンショウは、日本全土の山地に普通に見られる落葉低木です。
雌花と雄花が別々の雌雄異株で、花は4-5月頃開花し、直径5mmほどで黄色です。
雄木の花は花山椒として食用にされ、雌木は若い果実、または完熟したものを利用します。
果実の直径は5mm程度です。
はじめは緑色で、9-10月ごろに赤く熟し、裂開して中の黒い種子が出てきます。
また、刺が多く、小枝の葉の基部に1対あります。
若葉は食材として木の芽の名称があります。
葉も果実も、サンショウ特有のさわやかな芳香とピリリとした辛味があります。
果実が赤く色づくころに採取して、乾燥させて果皮だけにしたものを
生薬で山椒(さんしょう)といいます。
雌雄異株ですので、実が成る条件として、雌木と雄木が必要になります。
葉は雌雄、同じように使用できます。
サンショウによく似たものに、イヌザンショウがありますが、
刺が1本でたがいちがいについているので簡単に区別がつきます。
花山椒オス木の花(撮影日:4/22)
朝倉山椒の実(撮影日:8/31)
花山椒の苗(撮影日:5/2)