【環境】
日当たりの良い場所を好み、乾燥を嫌います。
高木性のカエデ類は、特に日当たりのよい場所を好みます。
通気性と水はけがよく、適度な湿度を保った肥沃な土壌を好みます。
【植え付け・植え替え】
植え付けの適期は11月~3月ですが、寒冷地では12月~2月の極寒期は避けます。
地植えの場合・・・植え穴は大きく掘り、腐葉土や堆肥、鶏糞を入れて、やや高めに植え活着まで十分に冠水します。
鉢植えの場合・・・赤玉土と腐葉土を混ぜたものを使用します。水はけがよくないと根腐れを起こすので注意します。
鉢植えは2~3年に1回、植え替えをします。
【水やり】
地植えの場合・・・根付いた後は、基本的に天候にまかせます。
鉢植えの場合・・・表面が乾いたらたっぷり与えます。夏場は水切れさせないよう朝・夕と十分にみずやりをします。
【肥料】
2月頃に寒肥として、油粕や鶏糞などを根元から少し離れた場所に穴を掘って施します。
【剪定】
落葉後の早いうち(11月~12月頃)に枯れた枝や徒長枝、からみ枝などを剪定します。
若木のうちは徒長枝が出やすいので、付け根から取る、大きい枝を切る場合には中途から切らないで、根本から切り取り、
樹液が出ないようにロウを塗って保護するとよいです。
また、新梢が熟して木質化してくる5月中頃~伸びすぎた枝を剪定して樹形を整える場合は、モミジ類は刃物を嫌うので手で折るようにします。
【病害虫】
病気・・・風通しが悪いと梅雨時にうどんこ病が発生します。
また、成熟した葉にはすす病が発生しやすくなるため、日当たりと風通しをよくするよう注意します。
害虫・・・テッポウムシに注意します。幹を食害し、発見が遅れると木が枯れてしまいます。
新芽や若葉にアブラムシがつくことがあるので、発生したら駆除します。
【紅葉のポイント】
秋に昼夜の気温差が大きく、紅葉時期に肥料が切れてくる状態で、日当たりがよいことなどがあります。
ただし、夏場に日差しが強すぎる場所では葉が傷んでしまうため特に西日は避けるようにします。