雪割草（ユキワリソウ）：変化咲き銘品 見計らいセット ケース販売（4号焼鉢入り×11鉢）
二段咲き、三段咲き、千重咲きなど、銘品見計らいセットです。

※開花予定株、ラベル付きです。花色・品種はおまかせとなります。

二段咲き・・・雄しべが小花弁に変化した花で、雌しべはそのまま残り端正な趣のある花になります。
三段咲き・・・雄しべが完全に花弁に変化して、雌しべも小さな花弁状になった咲き方です。
　　　　　　　稀に正常な雄しべが残る場合もあります。咲き出し～散るまで刻々と移り変わる花姿が魅力的です。
千重咲き・・・雄しべと雌しべが完全に花弁化して八重咲き状になった咲き方で、豪華な花姿が魅力的です。

雪割草（ユキワリソウ）の基本情報

別名：オオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウ　など。

雪割草（ユキワリソウ）は、キンポウゲ科ミスミソウ属の耐寒性多年草です。
園芸的には、日本に自生するミスミソウ、オオミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウ　を総称して、「雪割草」の名で呼んでいます。
2月下旬～4月頃に、積雪地では雪解けとともに開花し、雪を割って成長するため「雪割草」と呼ばれるようになりました。

※高山で咲くサクラソウ科サクラソウ属の「ユキワリソウ」とは別もので、区別するためにオオミスミソウの仲間の場合は「雪割草」と
漢字で表記されます。

一般に「雪割草」としてもっとも多く流通しているのはオオミスミソウで、新潟県を中心とする日本海側に多く自生し
特に佐渡島は国内でも有数の自生地として知られています。
オオミスミソウは、雪割草の中でも最も変異が多く、野生種でもまったく同じ個体を探すのに苦労するほどです。
さらに現在では交配も盛んに行われており、様々な美しい花が作出されています。
花色は赤、紫、白など、咲き方は標準花、千重咲き、三段咲き、二段咲き、乙女咲き、丁字咲きなど、バラエティーに富み、
１つの親株からとれた種にも様々な形質が現れ、多様な姿を楽しむことができます。

【環境】
自生する環境と同じような、栽培環境づくりを心がけます。
落葉樹の下などで育つ植物なので、春や秋は暖かい日ざしが当たり、梅雨入り頃から夏は風通しの良い日陰、冬は落ち葉で覆われるような環境です。
夏場の直射日光は葉が痛むので避けます。
寒さには強いですが、寒風や極端な凍結にも注意します。

【植え付け、植え替え】
適期は、春の花後に新葉が固まった頃から梅雨明けまでか、10月頃です。
植え替えは2～3年に1回は行い、その際は新しい土を使用します。

●鉢植えの場合
鉢は排水・通気性の良いものを使用します。
用土は排水性があり、くずれにくいものを使います。
硬質鹿沼土と赤玉土の混合や、市販の山野草用の土を用います。

●地植えの場合
腐葉土を多めに混ぜた土をつくります。
雨の跳ね返りで葉に土がつくと枯れる（成長しない）場合があるので、腐葉土か枯葉を敷き詰めると良いです。

【水やり】
斜面に自生しているため、多湿を嫌います。
土の表面が乾いてきたらたっぷり水を与えます。夏は夕方以降に水やりします。

【肥料】
植え込み時に元肥として緩効性化成肥料を少量施します。
基本的に肥料がなくても花芽をつけるので、肥料は控えめにします。
花が終わった頃と、秋に涼しくなってから緩効性化成肥料を少量与えます。

【病害虫】
害虫では、ナメクジ、アブラムシなど、梅雨ごろからハダニが発生することがあるので注意します。
病気では、さび病、白絹病、灰色かび病に注意します。
見つけたらすぐに葉を切り取って処分します。
花が終わった後の花がらや、古い葉は病気の予防のためにもこまめに取り除くようにします。

地植え、鉢植えで栽培可能です。
雪割草は比較的簡単に、人口交配が可能です。自分だけのオリジナルの花を作出する楽しみが味わえます。