【環境】
寒冷地向きの果樹で、暑さには大変弱いため、暖地での栽培には向きません。
東北地方以北の栽培に適し、暖地では夏場は遮光するなど対策が必要です。
【植え付け】
11月~2月の落葉時が適しています。深めに植え付けます。
浅く根を張る性質があるので、根元はピートモスやワラで覆って乾燥を防ぐようにします。
植え付け時に有機質肥料か即効性の化成肥料を元肥として施します。
【肥料】
10~11月に有機質肥料か化成肥料を追肥します。
窒素分が多い肥料は、結実が少なくなりますので注意します。
【剪定】
12月~2月頃に行います。込み合った部分の古い枝を中心に間引きして、
内部までよく日が当たるようにします。
強く切り戻すと、翌年の実のつきが悪くなってしまうので注意します。
【殖やし方】
株分け、挿し木で増やします。
株分けは11月~2月、挿し木は10~11月か4~5月に行います。
挿し木は、長さ20cmほどの挿し穂を作り、2/3を土の中に差し込むだけで簡単にできます。
【病害虫】
特にありません。
【収穫】
熟期にばらつきがあるので、果実が濃い藍色になったものから収穫していきます。
果実は傷みやすく、常温では液状に変化してしまうので、収穫後はすぐに生食するか、
加工して利用するようにします。