【予約販売】
テッポウユリ…8月中旬入荷予定
カノコユリ系、ヤマユリ、オトメユリ、黄金オニユリ…10月中旬入荷予定
ササユリ、コオニユリ、クルマユリ…11月入荷予定


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ヤマユリ（山百合）は、東北地方から関西地方に自生する多年草の球根植物で、日本固有種です。
「ユリの女王」と呼ばれ、多くの園芸品種の交配元となっています。

草丈は1ｍ～2ｍほどに成長し、7月～8月に直径20cm以上の大型の漏斗状の花を横向きに咲かせます。
花色は白色で、赤褐色の斑点と黄色の条が入り、1本の茎に数輪～10数輪の花を咲かせます。
非常に強い芳香があります。

 

【環境】
日向～半日陰で、水はけのよい場所が適しています。
夏の高温と直射日光は苦手なので遮光して涼しい場所で管理します。また、西日も避けてください。
冬は北風にさらされない場所が適しています。

【植え付け】
適期は2～3月です。

地植えの場合・・・あらかじめよく耕し、腐葉土と化成肥料を混ぜ込んでおき、
地表から球根3個分ほどの深さに植え付けます。

鉢植えの場合・・・鉢のサイズの目安は6号鉢に1球で、深めの鉢を用意します。
ユリ専用の用土や市販の草花用培養土を使用して、地表から球根3個分ほどの深さに植え付けます。

【水やり】
加湿の状態が続くと病気の原因になります。
また、水切れすると花が咲かなくなるため、乾燥しすぎにも注意します。

地植えの場合・・・天候に任せますが、乾燥が続く場合は水やりをします。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。

【肥料】
芽が出る4〜5月と、梅雨明け頃に、緩行性化成肥料を一握り（5g）ほど与えます。
花が咲いてから9月までは、リン酸とカリウムを多めに含む液体肥料を薄めて、週に１回与えます。

【支柱】
地上に芽が出てきて草丈が30ｃｍになる前には、支柱を立てるようにします。
球根が傷つかないように、株元から10cmほど離れたところに支柱を立てます。
環境や球根の充実具合によっては草丈2ｍ近くの高さに成長するので、
150ｃｍ以上の支柱を用意するとよいでしょう。

【花後の管理】
種をとる目的がないのであれば、咲き終わった花がらは摘み取ります。
花がらを放っておくと、種を作るために球根の栄養が奪われてしまいます。
種を採る場合でも、いくつか残す程度にして他は摘むようにします。

葉は光合成が必要なため、切り落とさないようにします。

【植え替え】
適期は、植え付けと同じ2月～3月です。
地植えの場合は3～4年に1回、鉢植えの場合は1年に1回は植え替えるようにします。
ヤマユリは連作障害が出やすいため、植え替えの際には新しい用土を使用します。

【ポイント】
冬の低温に当たることで開花するため、鉢植えでも寒い場所で管理してください。
芽が出ていない状態でも、土が乾燥しすぎると球根や根が傷むことがあるため注意します。

地植え、鉢植えなどで栽培可能です。
切り花などに利用されます。