花一番は、花ザクロとしては珍しい果実をつける品種です。
大輪の獅子咲きの花を咲かせます。
春と秋に花が咲く2季咲き性で、果実は春の花に付き、秋の開花時には花と実を同時に楽しめます。
果重は約120~170g、大実で酸味が少なく甘く美味しいです。
在来種と比べ、耐寒性、耐暑性、耐病性に優れた丈夫な品種です。
ザクロ(柘榴)の基本情報
世界各地で栽培されている、落葉小高木です。
日本には古くに中国から渡来し、全国で庭木などとして植栽されています。
6月頃に小枝の先に赤黄色の花を咲かせます。
9~10月頃に球形で先端が突出した果実を結びます。
熟すと不規則に割れ、淡紅色でつやのある種子が多数見られます。
寒地、暖地に強く、一般的には東北以南で栽培可能ですが、
どちらかというと温暖、向陽地向きです。
根皮をはいで天日で乾燥したものを、生薬で石榴皮(せきりゅうひ・根皮)、
果皮を乾燥させたもの(石榴果皮:せきりゅうかひ)と呼びます。
自家結実性あり。1本で実がつきます。
ザクロ:花一番 4号ポット(撮影:8月11日)