城ヶ崎(ジョウガサキ)は、八重咲きのガクアジサイです。
東伊豆の城ヶ崎海岸で発見された自生種で、多くの交配親となっている品種です。
土質で花色の変化が楽しめるのも魅力で、酸性土の場合は青色、アルカリ性土ではピンク色になります。
■アジサイの基本情報■
アジサイ(紫陽花)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。
アジサイ属で日本に自生するのは、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、タマアジサイ、ノリウツギなどがあります。
6~7月にかけて開花し、花色は青や紫、白、ピンク、赤とさまざまで、大きく発達した装飾花が特徴です。
両性花が中心にあり外側に装飾花がある「ガク咲き」のガクアジサイが基本種です。
ガクアジサイの両性花が装飾花だけになった変種が「手まり咲き」のアジサイで、
他の園芸種と区別するために「ホンアジサイ」と呼ばれます。
現在では一般的にアジサイというと、この「ホンアジサイ」を指します。
日本のアジサイをもとにヨーロッパで品種改良されたものを「西洋アジサイ」といいます。