雲竜ナツメは、樹形が歪曲するたいへん珍しい品種です。
果実は生食することもできます。
ナツメ(棗)の基本情報
南ヨーロッパからアジア西南部が原産とされる、落葉小高木です。
6月頃に淡黄色の小さな花を咲かせます。
10月頃に1.5cm程の楕円形の果実が実り、淡緑色から熟すと暗赤色になります。
生食するとサクサクとした食感で甘酸っぱく、リンゴに似ています。
ナツメは「桃、栗3年、杏は4年、梨は5年、棗(なつめ)は、その年(とし)金になる」といわれて
有利な果物として珍重され、多くの品種改良があります。
また、古代中国では李(スモモ)、杏(アンズ)、 棗(ナツメ)、桃、栗を「五果」と呼び、
五臓を養う働きの重要な果物として重宝されてきました。
果実を天日干ししたものを生薬名で大棗(たいそう)と呼びます。
自家結実性あり。1本で結実します。
ナツメの花 (撮影日:7月16日)