大石中生(おおいしなかて)は、市場ではあまり流通しない高級品種です。
糖度が高く、酸味が少なく、果肉は緻密でジューシー、食感の良いスモモです。
大石早生より皮が薄く傷みやすいことから、長期輸送に不向きのため市場でお目にかかることはほとんどありません。
収穫期は7月中旬~
自家結実性がないため、他品種を近くに植えてください。
受粉樹にはソルダム、サンタローザなどが適しています。
スモモ(李)/プラムの基本情報
果樹として栽培されているスモモは、大きく分けて中国原産の日本すもも(スモモ/プラム)と、
ヨーロッパのコーカサス地方原産の西洋すもも(プルーン)の2つに分類され、それぞれ見た目や味が異なります。
スモモ/プラムは、中国原産の落葉小高木で、日本には奈良時代に伝わったとされています。
3~4月頃、サクラに似た白色の5弁花を咲かせます。葉が展開する前に開花するのが特徴です。
果実は6~8月、球形~卵形、淡紅紫色~黄色に熟し、熟すと良い香りがします。
果実は生食できるほか、加工して利用されます。
古くから日本で栽培されていたため育てやすく、剪定次第でコンパクトな栽培も可能なため、家庭果樹としてもおすすめです。
市販されているものは、早採りされているため酸っぱいという印象がありますが、
家庭で栽培して完熟させれば、甘くてジューシーな美味しいスモモ/プラムを味わえます。
スモモ/プラムは、多くの品種が自家不結実性で、1本では結実しない性質をもっています。
結実させるには受粉樹が必要で、異なる品種を混植させる必要があります。
相性があるため、事前に確認しておくと安心です。
品種によっては1本でも結実するものもあります。